肥満症治療
肥満症
「肥満」は、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した結果、BMI 25 kg/m2以上を示す状態です。一方、「肥満症」は、肥満に起因または関連する健康障害を合併するか、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする疾患と定義されています。
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当科では、高血圧を中心とした生活習慣病診療の一環として、
- セマグルチド(ウゴービ®️皮下注):持続性GLP-1受容体作動薬
- チルゼパチド (ゼップバウンド®️皮下注):持続性GIP/GLP-1受容体作動薬
を用いた肥満症治療に取り組んでいます。
かかりつけ医からご紹介いただいた場合は、かかりつけ医と連携しながら、栄養指導や薬物療法を組み合わせた治療を提供しています。
「ウゴービ®️」「ゼップバウンド®️」の対象になる方
1と2いずれも満たす方が対象です。
- 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し、食事・運動療法を行なっても十分な効果が得られない方
- BMI 35 kg/m2以上であるか、27 kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する方
肥満に関連する健康障害
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患:心筋梗塞・狭心症
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患:変形性関節症、変形性腰椎症
- 肥満関連腎臓病
「ウゴービ®️」「ゼップバウンド®️」開始の条件
- 開始までに、診療や栄養指導、運動療法を6か月間当院で継続する
- 開始後も2か月に1回以上の栄養指導が必要
- 投与期間は最大で68〜72週間
患者紹介時の注意事項
- 当院で診療の上、適応について改めて判断する可能性があります。
- 厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」に沿って、治療薬の使用前に当院で半年間の栄養指導を受けていただく必要があります。
- 2型糖尿病の治療には同一成分の「オゼンピック®️」「マンジャロ®️」を使用可能ですので、内分泌・糖尿病・代謝内科へご紹介ください。




